◆ラジコン潜水艦、その浮沈システムについて◆
【第3回】

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●ガス・バラストダイブ

 本物の潜水艦と同じように、船体内にバラストタンクを持ち、タンクに水を注排水して船体の浮力を増減させて潜ります。ダイナミカルダイブは推進力、つまり走っていないと潜ることができませんがガス式の場合は止まったままの状態で垂直方向に航行することができます。




 バラストタンク内への注水はベント弁と呼ばれる弁(バルブ)によってバラストタンク内の空気を排出し、バラストタンク排水はガスボンベ等から気化ガスをバラストタンク内に入れタンク内の水を排水します。そのため実艦のように泡を出して緊急浮上することも可能です。

 ガスタンクは高圧ガス(フロン134aやLPガス)を使いますので、タンクの自作はロウ付等が必要でありベント弁やガスブローさせるためのリンケージも必要となりますので難易度はダイナミカルダイブ式に比べて難しくなります。

 またバラストタンク内に注水/排水をすることにより船体のバランスが変わるため、浮力調整やバラストタンクの位置を考慮する必要があります。

 潜水艦では一度はやってみたい水中停止ですが、ガスの噴出量を微調整してバランスをとる必要があるためガス式の場合はちょっと難しいです。また潜航した際にトラブルがあった場合は自力で浮上して来ないのでレスキューorフェールセーフ(Fail Safe)などが必要となります。


★長所
  • ガスで浮上するため、ポンプ式等と比べるとバッテリー容量が少なくてOK
  • 実艦と同じように泡を出して浮上できる
  • ガスタンクが空の時に予備浮力を持たせれば潜行出来ない(フェールセーフ(Fail Safe))

★欠点
  • ガスタンク内のガス残量によって重量が変化するので浮力の調整が難しい
  • ベント弁が必要であり構造が若干複雑
  • ランニングコストとしてガス代がかかる
  • ガスが無くなると浮上が出来なくなる

 次回は、安定した潜航とホバリング(水中停止)を楽しめる『ポンプ・バラストダイブ』について説明します。

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[2008/12/23:執筆:yoshi | 編集:雲山]