モーターケースを分解します。
引き抜くのではなく写真のように曲げてはずすと比較的楽にはずせます。それでもはずしにくい場合はペンチなどを使ってはずします。 |
モーターケースとモーターを分解すると写真のようになります。モーターをこのまま3V仕様で使う場合、モーターの後ろのゴムパッキンをはずして(ケーブル側にはずします)結線部にノイズキラーコンデンサを取り付けます。
取り付けたらパッキンを元に戻します。 |
同じ280モーターなのでGraupner Speed 280と同じサイズです。
はずしたモーターケースにGraupner Speed 280をはめてみて、軽くはいるか確認しておくと良いでしょう。Groupner Speed 280の本体についているシール部分がわずかな厚みの差になって入りにくい時はシールを剥がしてしまいましょう。性能には全く影響ありません。
再組み付けの時に軽くはいる方が楽に組み立てられます。 |
モーターをはずします。
ニッパーなどでモーター接点との接合部ぎりぎりをカットします。短くなりすぎると再接合がやりにくくなります。切りすぎた場合、ペンチなどでリード線が包まれている太いケーブルごと引き出して長さを調節します。 |
*ハンダ付けのTips
写真のようにリード線先端部に先にハンダを少しつけておき、モーターの接点部分にも先にハンダを盛っておくと接合するときに位置をあわせてはんだごてを当てて両方を溶かして接合すると楽につけることが出来ます。
また、はんだごては先細の20Wから30W程度の物を使うと作業がしやすくなります。 |
モーターにノイズキラーコンデンサ(モーターに付属/またはラジコンショップで入手可能)を取り付けます。
取り付け方法はコンデンサーの一端を本体に、もう一端を電極接点に接合します。コンデンサの向きは関係ありませんが + - 共に一つづつつける必要があります。本体側の接合はモーターの後ろにあるくぼみ部分の金属部分に接合します。ハンダ付けする前に紙ヤスリで軽くヤスリがけしておくとハンダののりが良くなります。
ケースがモーターにぴったりな為、モーターの外側にハンダがはみ出るとケースに入らなくなります。 |
モーターの電極ですが写真のように電極のそばに丸いくぼみがある方が+になります。リード線をハンダ付けするときには十分注意してください。このポンプの場合、モーターを逆転させても水流の方向は変わらない為注意が必要になります。逆転させた場合ペラの羽の方向の関係で推力が弱くなるだけです。
アンプとの接続後に水に入れてテストしてください。場合によってはプロポのスロットルをリバース設定にする必要が出てきます。 |
モーターとリード線をハンダ付けします。
この時ゴムパッキンがじゃまになるようでしたら一旦はずして、ハンダ付けの後でコード側から組み込むことも可能です。この時点で電池を繋いで動くかどうかテストしてください。 |
ケース部分にゴムシールをセットします。 |
内側からシリコングリスをたっぷり塗ります。ここはモータシャフトの回転軸受けになりますので防水の要となります。
元々灯油ポンプは液体の中で使うように設計されていますが、ラジコンの場合駆動時間が長いのと水圧に耐える必要があるために多めに埋めるようにシリコングリスを塗布してください。シリコングリスはゴムに悪影響を与えませんが、油性グリスなどはゴムの劣化を招きますので使用しないでください。
*シリコングリスは模型用より一般用の物を使用してください。
模型用より粘度が高く防水効果も高まります。また、スプレータイプではなくチューブに入っている物を使用してください。 |
モーターを先端部まできっちり差し込んでください。モーターをセットすると写真のように余ったグリスがはみ出してきます。ティッシュなどでよく拭き取ってください。 |
モーターケースの後ろ部分をはめるときにも、たっぷりシリコングリスを塗布してください。 |
ケースをきっちりはめ込んで元に戻します。
はみ出たシリコングリスはティッシュなどで拭き取ってください。モーター軸にゴムパッキンを使用している性質上この部分からの水漏れはあると思いますが壊れるまで使用して壊れた場合にまた新しく作ると言う方法が金額的にも現実的かもしれません。 |
これでモーターユニットは完成。
次はモーターユニットとアウターチューブの組み付けに入ります。 |
ケースに組み付けてペラをはめ込みます。ペラをはめたら先端のキャップも閉めてしまいましょう。 |