◆ニチモ 1/200 陽炎型駆逐艦 不知火 建造記◆

【第2回】

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●1

艦底部はパーティングラインなどのバリがあるので、パテを盛り耐水ペーパーで整形します。最初は400番で大雑把に削り、600番、800番で表面を整えます。

この状態で、舵シャフトの通る穴をφ3mmのドリルで貫通させておきます。

●2

このモデルには、船台がありませんので早いうちに作ってしまいます。用意したのは外径6mmのアルミパイプと外径4mmのアルミリベット、それに5mm厚のプラボードです。

プラボードは船底にフィットするように切り出し、φ6mmの穴を開けてアルミパイプを通し末端にリベットを接着します。アルミパイプとプラボードをエポキシ接着剤で接着します。

●3

今回、スクリューシャフトの軸受には内径2mmのハトメを使用しました。内径2mmとは言っても、若干ゆるいので中をハンダで埋めて穴を開けなおします。

ハンダに2mmの穴をピンバイスで開けます。

ハトメの耳の部分は、グリスボックス部分に収めるのに都合が良いように削っておきます。

●4

モーターマウントはプラ板で組み立てました。スクリューシャフトがハの字にならずに平行なので、モーター2個も平行にマウントできてとても楽ができます。

050クラスのモーターはシャフト系が1.5mmのため、内径1.5mmの真ちゅうパイプをスリーブとして被せます。

●5

モーターにスクリューシャフトをつなげて、モーター、軸受、スクリューシャフトブラケットが1直線になるように、モーターマウントの位置を調整します。モーターとスクリューシャフトの接続はゴムチューブを使用します。

位置が決まったら、まずはモーターマウントをプラリペアでハルに接着します。隙間の大きいところは、プラ棒などを適宜使用します。次にブラケットをハルに接着し、スクリューシャフトが軽く回る事を確認しながら、軸受を瞬間接着剤でグリスボックスへ接着します。1日置いてから、モーターやスクリューシャフトを外し、軸受周りの隙間を瞬間接着剤などでふさぎます。

仮固定する際、スクリューシャフトブラケットはマスキングテープなどで止めると作業がしやすくなります。

スクリューシャフトブラケットの基部はハルとの隙間が結構あるので、プラリペアなどで隙間を埋めて強度確保を狙います。

●6

グリスボックスですが、3mmの短冊状に切った0.5mm厚のプラ板で艦首側の軸受の上部の隙間を埋めます。

グリスボックス上面はやはり0.5mmのプラ板を使用しますが、グリス充填用の3mm真ちゅうパイプを通す穴を開けて接着します。グリスボックスの上面と真ちゅうパイプはプラリペアで接着しておきます。


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[2009/08/16:執筆:雲山]