◆タスクフォース サブマリン707ジュニア1号艇◆ |
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●外観 今回の作例は、タスクフォースより発売されていた、『サブマリン707 ジュニア1号艇』の自動浮沈プラモデルからの改造になります。制作されたのは、J.AMANOさん。全長16ほどの小さなボディの中にはぎっしりとメカが詰まっています。 J.AMANOさんの作例では、完全なドライハル形式で、ハル自体開口部はほとんど無く、バッテリーの取り外しも出来なくなっています。そのため、ハッチをはずすと出てくるボルトを使った電極からバッテリーの充電を行うようになっています。なお、ハル下部の接合部はバスコークで接着されており万が一のトラブルの際にははがすことが出来る様になっています。 後部のポンプジェット噴出口は取り外せるようになっており、円形の開口部が露出します。この開口部には通常テープを張って防水としてあり、浸水など起きたときにはこの開口部へチューブを挿しこみエアーポンプを空気を送ることで、中を乾燥させることが出来る様になっています。 推進装置は、艇首にあるスパイクローターを駆動して力強く、身軽に泳ぎます。潜舵はラジコン操作は出来ませんが、手動で動かすことが出来、プールの状況に応じて角度を変える事が出来る様になっています。キャノピーとキャノピーの上にあるライトには、LEDが仕込んであります。 ●内部メカ 中身を見てみます。RC機器はエポック社から発売されていたインドアレーサー(Type2)というラジコン・カーのメカを使用することで、小型のハルに綺麗に収まるようになっています。 モーターやアンプもインドアレーサーのものをそのまま使用しています。スパイクローターの駆動には1:3に減速しています。 潜望鏡がスイッチになっており、出し入れすることでON/OFF出来る様になっています。ステアリングサーボを使い、縦舵の操作を行っています。 縦舵のリンケージになります。上下の縦舵が稼動するようになっています。なお、この作例では縦舵および潜舵の操作は出来ず、アンプと縦舵の2chで操作するようになっています。RCの基板は水に濡れても大丈夫なようにゴムの皮膜で覆っています。 メカ室の中を斜め上から見たところ。小さなハルの中に整然とメカが収まり、まるでオーダーメイドのメカの様な仕上がりになっています。 ●総括 インドアレーサーという小型のラジコン・カーのメカを使用することで、小型のプラモデルでもラジコンにすることが出来る格好の作例と言えます。小型のラジコンと言うと最近では小型のトイラジが多く出ていますが、インドアレーサーの場合は、市販のクリスタル(27MHz)が使えたり、サーボやアンプの操作がプロポーショナルであったりと、ほとんどホビー用のラジコンと変わりません。ラジコン・カーという事で2chしかありませんが、ちょっとしたプラモデルの改造にはもってこいの素材です。 Get the Flash Player to see this player.
小型の割に走航性は抜群です。この1号艇の前に作られた2号艇(黄色)は、サブレガッタで何度も優勝を物にしています。
[2008/12/13:雲山]
[2008/12/16:更新(雲山)] |
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