◆トランペッター 1/144 シーウルフ級原子力潜水艦 (Seawolf Class)◆ |
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●外観 筆者(雲山)の作品です。元のキットはトランペッターの1/144 シーウルフです。元が原潜だけあってサイズも大きく、初めてラジコン潜水艦を作る人にはうってつけの良いキットです。実際、この作品は私が始めて作ったラジコン潜水艦で、これ移行この世界の深みに足を突っ込むきっかけになりました(笑) 外観の特徴は特にありません。セイルに前後左右4つのLEDを電飾として仕込んでいます。実際の航海灯の位置はこの場所にはありませんので、お気をつけ下さい。全体を赤く塗っているのは視認性を良くするためですが、水に入ってしまうと水中では赤い光は減衰しやすいため色が分かりにくいです。別に3倍のスピードで走るわけではありません。 ●内部メカ 前部防水区画には、潜舵用のサーボと、ベント弁/ブロー弁操作用のサーボが設置してあります。隙間にバッテリーパックが置けるようになっており、底にはバッテリー固定用のマジックテープが貼ってあります。 バラストタンクの様子です。左の写真では右が艦首側、右の写真ではその逆になります。サーボでリンケージロッドを艦首側に引くとベント弁が開いて空気が抜け、艦底の穴から水が入ってきます。逆にリンケージロッドを艦尾側に押すと、ガスタンクのブロー弁が開きガスが放出され、水は艦底の穴から外へ排出されます。 後部防水区画の写真はありませんが、中には縦舵、潜舵用のサーボ、アンプ、ピッチコントローラー、モーターなどがあります。モーターはバルクの180モーターを使用していますが、回転数が高いため約1/5に減速しています。 ●リンケージ 左の写真は潜舵、右の写真は縦舵と横舵のリンケージの様子になります。潜航時に手動で動かすのは潜舵と縦舵のみで、横舵はピッチコントローラーのみの動作になっています。リンケージロッドの防水には、ゴム製の防水ブーツを使用していますが、数年で劣化して割れてしまいました。また、伸縮の幅はそれほど広くないので、リンケージロッドの動作範囲には気をつける必要があります。 縦舵、横舵のリンケージホーンとリンケージロッドとはボールジョイントを使用していますが、写真の使い方は間違った使い方です。こういう使い方では可動範囲が極端に狭くなります。本来であれば、ボールのポールは舵のシャフトと平行になるように取り付ける必要があります。「タミヤ 1/72 ボスパー」のリンケージを参考にしてください。 ●総括 初めて作ったラジコン潜水艦だけあって、さすがにあちこちに工作の粗さや設計の甘さが目立ちます。ただ、この1隻を完成させた事で色々と分かったこともあり、これ以降作るモデルへ多大な影響を与えています。 今ではたもつ模型さんやyoshiさんが製作・販売されているWTCもあり、このキットをラジコン潜水艦へ改造するのはかなり容易になっています。何を作ろうか迷っている人や、他のモデルを作っているもののなかなかうまくいかない(完成しない)という人には、まずはこのモデルを作ってみることをお勧めします。 Get the Flash Player to see this player.
[2009/04/29:雲山]
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