◆オオタキ 1/250 戦艦 大和◆ |
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●外観 今は無き、オオタキから出ていた1/250 戦艦 大和を改造されたSRBC 瀧田さんの作品になります。1/250ともなると全長が1mを越えますから、プラモデルとは言えかなりの迫力です。学生時代に作られた作品と言う事で、内部のメカはやや古く見えますがその走りっぷりはなかなかのものでした。 甲板の固定はビス止めとなっています。ハルが大きいためか、近付かないと分かりません。 プラモデルでは、スイッチの位置や構造をどうしようか悩むものですが、この作例では副砲を外すとスイッチが顔を出すようになっています。 ●内部メカ 艦橋をはじめとした上部構造物は基部から外せるようになっており、外すと内部へアクセスできるようになります。 前部甲板を外した所。砲塔の旋回などはサーボでスイッチを動かして制御しています。アナログですが確実な方法です。 中央部付近。これでもかという数の乾電池に圧倒されます。中央に巻き線のスピードコントローラーが見えます。その横(右舷側)にはターミナルがあり、ここから各所の配線が伸びています。 艦尾側にはモーターからギアボックスへシャフトが伸びており、4軸を駆動するようになっています。その上に載っている薄紫の箱は燃料ポンプで、ハル内部に浸水した際には、このポンプで排水できるようになっています。 主砲旋回装置です。メカはタミヤのゲパルト対空戦車の砲塔旋回メカを使用しているそうです。 ●総括 今では販売されていないキットではありますが、ニチモや童友社から1/200や1/250の大和型戦艦は発売されていますので、是非大スケールのプラモデルの雰囲気を味わってみたい方は製作してみてはいかがでしょうか。艦体が大きいだけあって、ディテールに凝ろうと思えばいくらでも手を入れることが出来るので、そういう意味での挑戦もいいかもしれません。難点を言えば、いずれのキットも原型が古くなっているため、モールドの甘い部分やパーツの合いの悪い部分があることです。それでも、補修したり改造したりと言った手を入れることで無事に完成させた時の感動もひとしおではないかと思います。
[2009/04/29:雲山]
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