◆1/200 戦艦ビスマルク建造記◆


【第1回】

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●序

2009年7月にアシェットから分冊販売で、1/200 戦艦ビスマルクの木造キットが発売になりました。このキットは、ラジコンに改造して走らせることも容易になっており、後半の巻でラジコン化キット販売の案内があるそうです。

さて、このキットですが、全140巻を予定しているそうですので、完成までに約3年かかる計算になります。のんびりと丁寧に作るにはちょうど良いペースでは無いでしょうか。

1/200というスケールですから、完成すると1.25mにも及ぶ大きな艦になります。さぞかし迫力のある出来上がりになりそうです。

●キット概要

さて、1号です。創刊号となるこの号だけ価格が190円となり、それ以降の号は1,190円となっています。中身は、キットのパーツの他に、組み立て説明書や様々な読み物を収めた冊子、木工ボンド、筆が入っています。説明はそこそこ分かりやすく書かれていて、模型作りに慣れていない人でも迷うことは無いと思われます。歴史などの読み物は、誤植が散見されてちょっと頂けませんが、読み流す分にはいいかもしれません。


中身のパーツです。1号では艦隊中央部分にあたる、艦底部分(キール)とフレーム、それにビーム(梁)が入っています。

●組み立て

まず最初に、各パーツに鉛筆でパーツナンバーを書いておきます。キールとフレームには中心線を引いておきましょう。キールの切り込みには、後で取り付けるフレームの番号を書いておくと作業が楽になります。


各パーツを切り出しますが、この時つながっている部分の裏表をカッターナイフで少しずつ切っていきます。切り出したら、バリをやすりで削って、平らにしてやります。

フレーム[1]にパーツ[2]を接着します。パーツ同士が直角になるように合わせ、クランプなどで固定します。なお、今回の作例では付属の木工ボンドは使わず、30分硬化のエポキシ接着剤を使用しています。

フレームをキールに取り付けてみると、はみ出る部分が出てきます。この部分はやすりで削っておき、フレーム取り付け後にもキール底面が平らになるようにします。

フレーム[1]とフレーム[4]をキールに接着します。接着面の焦げはやすりで削っておきます。フレームがキールに垂直になるように気を付けてください。


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[2009/08/02:執筆:雲山]